最終確認: 2026年4月出典 3 件
PERから目標株価を計算【2026年版】
EPS(1株あたり利益)と目標PERから理論株価を算出します。業種平均PERとの比較も可能。
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このツールについて
企業のEPS(1株当たり利益)と目標PER(株価収益率)から理論株価を算出するツール。アナリスト評価や業界平均PERを参考に目標株価を設定でき、現在株価との乖離率から投資判断を行えます。株式投資の上昇余地判定に最適です。
計算の仕組み
理論株価 = EPS × 目標PER。例えばEPS200円で目標PER15倍なら目標株価は3,000円。上昇余地 = (目標株価 - 現在株価) ÷ 現在株価 × 100(%)。業界別の標準PER、アナリスト予想PER、過去平均PERなど、複数の目標PERシナリオで計算することで、実現可能な目標株価の幅が見えてきます。
使用例
アナリスト目標PER適用シナリオ
EPS300円の企業、現在株価3,000円、アナリスト目標PER18倍の場合
入力値:
- eps: 300
- targetPer: 18
- currentPrice: 3000
結果: 目標株価 5,400円、現在PER 10倍、上昇余地 80%
現在PER10倍は業界平均(日本株15倍)より割安。アナリストが18倍(業界平均より高い)評価の場合、80%の上昇余地があります。ただし目標株価実現には業績が予想通り拡大することが条件。
業界平均PER基準の判定
EPS150円の企業、現在株価2,500円、業界平均PER16倍を適用
入力値:
- eps: 150
- targetPer: 16
- currentPrice: 2500
結果: 目標株価 2,400円、現在PER 16.67倍、上昇余地 -4%(割高)
現在PER16.67倍は業界平均16倍より割高。目標株価2,400円は現在より4%低いため、買い推奨ではなく『適正水準』または『割高』と判定されます。調整局面を待つのが賢明。
過度な楽観シナリオと慎重シナリオ
EPS400円の成長企業、現在株価4,000円、楽観シナリオPER22倍、慎重シナリオPER14倍
入力値:
- eps: 400
- targetPer: 22
- currentPrice: 4000
結果: 楽観目標株価 8,800円、上昇余地 120%
一方、慎重シナリオ(PER14倍)なら目標株価5,600円で上昇余地40%。複数シナリオを検討することで、リスク・リターンの見積もり幅が明確になり、投資判断が精緻化されます。
よくある質問
使用のコツ
- 目標株価設定時は『ベースケース』『楽観ケース』『慎重ケース』の3シナリオで計算し、期待値の幅を持つことで、想定外への対応力が高まります。
- EPS予想値の『実績値との乖離率』が大きい企業は、今期の予想値も信頼性が低い可能性があります。過去のEPS予想精度も確認しましょう。
- 目標PERを決める際、配当性向も考慮するのが有効。『配当性向 = 1株配当 ÷ EPS』であり、高配当株なら利益の多くが配当に回るため、成長投資に回らず低PERが妥当。
- 成長企業でも『PER20倍超』は買い過ぎの可能性。S&P500企業の平均EPS成長率は8-12%ですが、そこから大きく上回る企業は稀です。
- 上昇余地がプラスでも『実現まで2-3年かかる』という場合は、その間の機会コストを考慮し、年利換算で検討してください。
- 複数の企業を比較時は『絶対的な上昇余地%』だけでなく、『上昇リスク(ボラティリティ)』も考慮し、リスク調整後リターンで判断しましょう。
関連する知識
参考文献
- 日本証券業協会『目標株価の算出方法』 - 日本証券業協会
- ロイター『EPS・PER予想データベース』 - ロイター日本
- 『会社四季報オンライン』 進捗率・予想修正の追跡 - 東洋経済新報社