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最終確認: 2026年4月出典 3

仮想通貨損益計算

仮想通貨の売買による損益と税金を計算します。

万円

このツールについて

仮想通貨(ビットコイン・イーサリアム等)の売買による譲渡所得を計算し、日本の税制に対応した税金額と手取り利益を算出します。雑所得として総合課税される仮想通貨利益の税率は最大55%(所得税45%+住民税10%)に達するため、確定申告前の正確な計算が不可欠です。

計算の仕組み

仮想通貨利益の計算は以下の手順で行われます。【売買損益 = (売却価格 - 購入価格) × 数量 - 取引手数料】この利益は「雑所得」として、給与等の他の所得と合算して累進課税(5%~45%の所得税+10%の住民税)が適用されます。税引後利益 = 売買損益 - (売買損益 + 他の雑所得)× 所得税率 - 売買損益 × 住民税10%となります。

使用例

50万円の小額利益が出たケース

ビットコインを5百万円で購入、600万円で売却(0.1BTC)、手数料なし、給与所得500万円

入力値:
  • buyPrice: 5000000
  • sellPrice: 6000000
  • quantity: 0.1
  • fee: 0
  • otherIncome: 500
結果: 利益100,000円、課税額約36,800円、手取り63,200円

給与500万円に仮想通貨利益10万円を加算した510万円に対し、約23%の所得税率が適用されます。手数料が無いため利益は純増です。

大型利益での高額納税

購入500万円→売却2,000万円(2BTC)、手数料10万円、給与なし

入力値:
  • buyPrice: 500000
  • sellPrice: 2000000
  • quantity: 2
  • fee: 100000
  • otherIncome: 0
結果: 利益2,790万円、課税額約1,534万円、手取り1,256万円

給与がない場合、仮想通貨利益2,790万円全額が課税対象です。所得税45%+住民税10%で約55%もの税負担になり、約1,500万円の納税が必要です。

損失時の損益通算

Aコインで100万円利益、Bコインで60万円損失の場合

入力値:
  • buyPrice: 1000000
  • sellPrice: 900000
  • quantity: 1
  • fee: 0
  • otherIncome: 0
結果: 損失-100,000円、課税対象額0円、手数料のみ損失

同じ年内なら仮想通貨同士の損益通算が可能です。(100万-60万=40万円のみ課税対象に)翌年以降への繰越は認められていません。

計算方法の解説

仮想通貨の税金

仮想通貨の利益は「雑所得」として総合課税の対象です。給与所得などと合算して累進課税(所得税5〜45%+住民税10%)が適用されます。年間の雑所得が20万円以下の会社員は確定申告不要ですが、住民税の申告は必要です。

計算方法

損益=(売却価格 − 購入価格)× 数量 − 手数料で計算します。同じ通貨を複数回購入した場合は「総平均法」または「移動平均法」で取得単価を算出します。

よくある質問

使用のコツ

  • 1月1日時点での単価記録:税務申告で必要な「取得価額」を明確にするため、全取引の日時・数量・単価をExcel等で記録しましょう。
  • 複数取引での取得価額算出:「総平均法」が一般的で、全購入額÷全保有量で単価を算出します。短期売買なら「移動平均法」も検討。
  • 給与調整による節税:仮想通貨利益が大きい年は、給与調整(退職・転職)で所得税率を下げる戦略もあります(3年先まで対応可能)。
  • 損失銘柄の年末売却:同年内なら別銘柄の利益と相殺できるため、年末に損失銘柄を意図的に売却する「タックス・ロス・ハーベスティング」が有効です。
  • 事業所得化の検討:継続的に仮想通貨トレードで収入がある場合、事業所得として申告すれば経費範囲が広がります(個人事業主登録が必要)。
  • 国外送金時の申告:国外取引所への送金・出金記録も確定申告時の参考資料として保管し、脱税疑惑を避けましょう。

関連する知識

参考文献