最終確認: 2026年4月出典 3 件
投資回収期間計算(ペイバック期間)
初期投資額・年間利益から投資回収期間(ペイバック期間)とROI(投資対効果)を計算します。
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このツールについて
投資の意思決定で重要なのは『いつ元が取れるのか』という回収期間です。DX投資、設備投資、事業拡張など、大型投資の経営判断には、投資回収期間(ペイバック期間)の把握が欠かせません。同時にランニングコストも考慮し、総合的なROIを評価することで、より正確な経営判断が可能になります。
計算の仕組み
ペイバック期間の計算は『初期投資額 ÷ 年間純利益』で求めます。例えば初期投資1,000万円、年間利益300万円の場合、回収期間 = 1,000 ÷ 300 ≈ 3.3年となります。さらにランニングコスト(年100万円)を差し引くと、実質年間利益は200万円となり、回収期間は5年に延びます。一般的に回収期間が短いほどリスクが低く、経営判断として優位性があります。
使用例
DX投資(勤務管理システム)の回収期間
業務効率化システムに2,000万円投資。年間業務削減効果(給与削減相当)が500万円、年間保守費用が100万円の場合
入力値:
- initialInvestment: 200
- annualProfit: 50
- annualCost: 10
- years: 5
結果: 投資回収期間: 4年、5年間のROI: 100%、累計利益: 1,200万円
4年で投資回収でき、その後の利益が継続するため経営判断として有利です。
小売業の店舗改装投資
既存店舗の改装に3,000万円投資。年間売上増加が900万円、改装に伴う追加費用が150万円の場合
入力値:
- initialInvestment: 300
- annualProfit: 90
- annualCost: 15
- years: 8
結果: 投資回収期間: 3.7年、8年間のROI: 146%
3.7年で回収でき、その後の利益が大きいため投資価値が高い案件です。
機械設備への大型投資
工場の自動化設備に5,000万円投資。年間コスト削減効果が1,200万円、年間保守費が400万円
入力値:
- initialInvestment: 500
- annualProfit: 120
- annualCost: 40
- years: 10
結果: 投資回収期間: 4.9年、10年間のROI: 80%
約5年で回収でき、工場の10年稼働計画に合致します。
計算方法の解説
投資回収期間(ペイバック期間)とは
初期投資を年間利益で回収するのに必要な期間です。
計算式:回収期間 = 初期投資 ÷ 年間純利益
ROIの計算
ROI = (総利益 - 初期投資) ÷ 初期投資 × 100%
よくある質問
使用のコツ
- 投資回収期間と利益継続期間を同時に検討。回収後10年も続く利益なら優先度が上がります
- ランニングコストは経年とともに増加する可能性も考慮(保守費・修繕費等)
- 複数案件の比較時は『同じ期間』で評価。3年案と10年案を混在評価してはいけません
- 感度分析(売上が10%下振れした場合など)を行い、ストレステスト的な評価も重要です
- 既存設備の廃棄費用や残存価値も投資額に含めて計算する必要があります
- 不確実性が高い投資ほど、より短い回収期間を要求する(リスク調整)
関連する知識
参考文献
- 設備投資の経営判断 - 日本経営診断協会
- DX投資のROI測定法 - 経済産業省デジタル庁
- 企業会計の実務 - 日本税理士会